チョーキングが発生しやすい箇所などを紹介

モルタル外壁と桟

家のメンテナンスを行うことはとても大事なことです。家のメンテナンスをしっかりしておかないと家が劣化していき、雨漏りなどの原因となって家に住みづらくなってしまいます。そのため、家のことについていろいろ知っておくことは大事になります。

家のメンテナンスに外壁があります。外壁は家の外観を守るったり、雨漏りがしないようにするための役割があるので、とても大事な部分です。外壁でよく見られる部分にチョーキング現象があります。チョーキングについて紹介していきます。

■チョーキングとは

チョーキングとは外壁塗装の塗膜が劣化すると起こる現象の1つであり、外壁に触ると手に白い粉が付いてしまうものです。チョーキングは塗料に含まれる素材が粉になって表面に出てしまう症状なので、顔料が含まれていないクリア素材の塗料などチョーキングが起こりません。チョーキングが発生しているかどうか確認するためには、外壁を撫でて見ることです。その際に自分の手に色が付いていれば、チョーキング現象が起きていると言えます。

・チョーキング現象が起こりやすい場所

チョーキング現象が起こりやすい場所は1階南側の日当たりが良い場所、2回以上の西日が当たる場所、バルコニーまわりなどになります。これら3つの場所はチョーキングが起こりやすく、共通点としては太陽からの熱や紫外線を受けやすく、また風雨による影響も大きいので、劣化しやすいためと言えます。

太陽熱や風を毎日のように受けていると、外壁の塗料の中の成分は徐々に分解されていってしまいます。一度チョーキング現象が起きてしまうと自然に直ることはないので、補修することが必要です。

■それぞれのチョーキング現象

モルタル外壁の場合は触れると白い粉が付いてしまうのが特徴になります。色も退色になっていることが多いです。外壁の色が色あせているなら塗膜の効果や耐用効果が失われている証拠になります。また、アルミサイディングの場合は見た目ではチョーキング現象が起きているのか分からないときがあります。外壁自体の色あせはあまり見られなくても、手で触れてみると白い粉が多く見られることがあります。アルミサイディングは、15年ぐらいでチョーキング現象が起きてくると言われています。

■チョーキング現象を放置しておくとどうなる

チョーキング現象は塗膜の表面の樹脂が劣化している状態となっています。外壁を守る塗装本来の役割を果たすことができなくなっている状態なので、防水機能が低下してしまいます。チョーキングを放置してしまうと外壁はだんだんと雨水を吸収するようになっていき、コケやカビなどの原因となってしまいます。時間がさらに経過すると悪化していき、クラックが起きることもあります。そうなると外壁として危険性も増してくるので、早急に対応する必要があります。

■チョーキング現象を防ぐには

チョーキング現象は時間の経過とともに生じしてしまうので、確実に防ぐ方法はありません。ただ、チョーキング現象をできるだけ発生させないように、いくつか注意することはあります。まずは、業者の施工方法です。業者が施工不良をしてしまうと、かなり早くチョーキング現象が起きてしまうことがあります。普通は10年以上してから起きると言われるチョーキング現象が、数年でチョーキング現象が起きてしまうことがあります。業者が外壁塗装の工事の際に、しっかりとした手順を踏まずに工事してしまうとチョーキング現象が起きてしまうのが早まってしまうと言われています。

耐用年数の短いアクリル塗料でも5年は持つと言われていますが、施工不良であれば2年ほどでチョーキング現象が起きてしまいます。そのため、業者にどのように施工していくのか確認を取る必要があります。確認しても分からないことがあるかもしれませんが、その際は違う外壁塗装の人に施工がしっかりした手順であるか確認してもらうことができます。

また、チョーキング現象を防ぎやすくするために、ラジカル塗料を用いてもらうこともできます。ラジカル塗料は、2012年にチョーキング現象を防ぐために開発された新しい塗料になっています。性能が高くて価格も安いため、コストパフォーマンスとして注目できる塗料です。ラジカル塗料には高耐候酸化チタンと光安定剤が配合されており、塗膜を維持したり劣化の原因となるものを極力抑えてくれるようにしてくれます。そのため、チョーキング現象をなるべく防ぎたいと思うならば、このラジカル塗料を使用することもできます。

■屋根にも発生するチョーキング現象

チョーキング現象が発生するのは、外壁だけに限りません。
例えば、化粧スレート屋根は撥水性・防水性を付与する為に塗装が施されている事から、塗膜が劣化すれば同様にチョーキング現象が発生します。

しかし、屋根は外壁と違って高所にある事から、ご自身での確認は危険が伴います!
また、外壁のチョーキング現象の確認であっても、実際に試してみたら汚れかチョーキング現象か判断できなかった…というお話もよくお聞きします。

そこで、「屋根・外壁の調査を同時に行ってくれる専門業者」へ依頼する事が望ましいのですが、お住まいの地域で屋根工事・外壁工事のどちらも対応してくれる業者を見つけるのは難しいと場合もあると思います。

そうした場合には、インターネットで専門業者を選定される事がおすすめです!
特に、専門業者がその地域で施行した実績を紹介しているページをチェックしましょう。

例えば、「街の屋根やさん横浜」という工事業者の場合、川崎市幸区で施行した屋根工事などの事例をまとめたページがあります。
そうしたページをチェックすることで、施工業者の工事実績・対応する工事の種類はもちろん、お住まいの地域で実際に施工された施工内容をより詳しく確認する事が出来ます!

屋根・外壁の同時点検・施工をご検討されている方がおられましたら、ぜひお試しください!

■まとめ

チョーキング現象は外壁の劣化を示す1つの現象です。白い粉が手についたり色あせてきているならチョーキング現象となります。発生しやすい場所としては、太陽が当たりやすいバルコニーや家の一階の南側などがあるので、10年ぐらい経てば少し確認をしてみることも大事になります。チョーキング現象を放置しておくと、外壁が悪くなって問題を引き起こすので、補修することが大事になります。